子どもが成長すると、「そろそろ習い事を始めさせようかな」と考える家庭も多いのではないでしょうか。
スイミングや体操、英語、ピアノなど、子どもに経験させてあげたいことはたくさんあります。一方で、習い事を増やすほど気になるのが、月謝などの教育費や送迎の負担です。
「習い事は何個くらいがちょうどいいの?」
「兄弟それぞれに習い事をさせると、家計への負担は大きくならない?」
「習い事を増やして、家族の時間がなくならない?」
わが家にも5歳と3歳の子どもがいます。2人とも3歳から習い事を始め、現在はそれぞれスイミングと体操の2つ、家庭全体で4つの習い事をしています。
毎月の習い事費は合計41,020円。年間にすると約49万円になります。
決して小さな金額ではありませんが、わが家では習い事を始めたことで他の支出を削ったり、貯蓄や投資を減らしたりしているわけではありません。
習い事を始めるまでの間に家計を見直し、毎月の生活に無理なく組み込める状態を作ってきたからです。
▼わが家が習い事を始める前に取り組んだ家計の見直しについては、こちらの記事でも紹介しています。
・固定費を見直す順番|家計を楽にする5つのポイント【まずここから】
・家計のお金の流れを「見える化」する4つのステップ|貯まる仕組みの作り方
また、習い事はお金だけでなく、送迎にかかる時間や家族との時間とのバランスも大切です。わが家では仕事の都合から日曜日に習い事を集中させることで、土曜日は家族で遊ぶ日として確保しています。
この記事では、5歳と3歳の子どもがいるわが家の実例を紹介しながら、習い事は何個までが適切なのか、教育費や家族の時間に無理なく組み込むにはどう考えればいいのかについて考えてみます。
わが家は5歳と3歳、それぞれ2つの習い事
わが家には5歳と3歳の子どもがいます。
2人とも3歳から習い事を始め、現在はスイミングと体操の2つに通っています。
つまり、子ども1人あたり2つ、兄弟合わせて4つの習い事です。
最初に始めたのはスイミング
最初に習い事として考えたのがスイミングでした。
水に慣れてほしいということもありますし、泳ぐことは今後の生活の中でも役立つ機会があると考え、子どもたちが小さいうちから習わせたいと思っていました。
そこで、まずは自宅から通いやすく、子どもが無理なく通えるスイミングスクールを探しました。
もう1つは「送迎できる時間」で選んだ体操
スイミングに加えて、もう1つくらい習い事をさせたいと考えました。
そこで重視したのが、「親が無理なく送迎できる時間に開講しているか」ということです。
平日は仕事があるため、仕事の時間と重なってしまう習い事は、子どもが興味を持っていても継続するのが難しくなります。
いくつか探した中で、送迎できる時間帯にちょうどよく通える体操教室が見つかりました。
体操なら走る、跳ぶ、登るといった基本的な身体の動かし方を身につける機会にもなります。
こうして、わが家ではスイミングと体操の2つを習うことになりました。
習い事を選ぶときは、「子どもに何を経験させたいか」だけでなく、「家族の生活の中で無理なく続けられるか」も大切なポイントだと感じています。
どれだけ魅力的な習い事でも、送迎が難しくて親の負担が大きくなれば、長く続けるのは大変です。
わが家の場合は、子どもに経験させたいことと、親が無理なく送迎できる条件の両方を考えた結果、現在のスイミングと体操に落ち着いています。
わが家の習い事費は月4万円、年間では約49万円
子ども2人がそれぞれ2つの習い事をしているため、わが家では毎月4万円ほどの習い事費がかかっています。
現在の内訳は次のとおりです。
| 習い事 | 月額 |
| スイミング(2人分) | 22,440円 |
| 体操(2人分) | 18,580円 |
| 合計 | 41,020円 |
月額にすると41,020円、年間では492,240円です。
年間で考えると約49万円になるため、決して小さな金額ではありません。
特に兄弟それぞれが同じ習い事に通うと、1人分の月謝だけを見ているときよりも、家計への影響は大きくなります。
たとえば、今後さらに習い事を1つ増やした場合、その月謝が数千円から1万円程度だったとしても、年間では数万円から10万円以上の支出になる可能性があります。
そのため、習い事を選ぶときには「子どもがやりたいか」だけでなく、継続して支払える金額なのかも考える必要があります。
わが家では、現在のところこの月41,020円を特別な「習い事費」という予算枠に分けているわけではありません。毎月の生活費の中から支払っています。
それでも、習い事を始めたことで家計が苦しくなったり、貯蓄や投資を減らしたりすることはありません。
これは、習い事を始める前から家計全体を見直し、毎月の支出に余裕を持たせてきたからです。
▼習い事を始める前から取り組んできた家計全体の見直し方については、こちらの記事でも紹介しています。
・4人家族の家計管理|固定費見直しで貯まる仕組みと投資の始め方
・4人家族の家計改善ロードマップ|固定費・食費・投資まで完全ガイド
習い事は、月謝だけを見ると「払えるかどうか」が気になります。
しかし、実際には習い事を含めた生活全体で家計が無理なく回るかを考えることが大切だと感じています。
月4万円の習い事費を払っても家計が苦しくならない理由
現在のところ習い事費が家計の負担になっているとは感じていません。
その理由は、習い事を始める前から、家計全体に余裕を持たせていたからです。
習い事を始めても、毎月の貯蓄・投資を続けられている
現在も、習い事費を支払ったうえで毎月の貯蓄や投資を続けています。
「習い事に月4万円かかるようになったから、今月は貯蓄を減らそう」という状態にはなっていません。
もちろん、家計にとって月4万円は決して無視できる金額ではありません。
だからこそ、習い事を始める前に、毎月の収入から生活費や貯蓄・投資に必要なお金を確保しても、ある程度の余裕が残る状態を作っておくことが大切だと考えています。
習い事のために、他の支出を削っているわけではない
また、習い事を始めたことで、外食やレジャーなど他の支出を大幅に削っているわけでもありません。
子どもに習い事をさせるために、家族で楽しむ時間を我慢しているのであれば、長く続けるのは難しいと思います。
わが家では、習い事も含めた現在の生活を維持しながら、貯蓄や投資も続けられることを一つの基準にしています。
▼習い事費を払いながら並行して進めている投資については、こちらの記事でも紹介しています。
・投資を始める人へ|共働き子育て家庭におすすめのシンプルな始め方
・新NISAの始め方|初心者でも迷わない5ステップ【つみたてNISA経験者の実体験】
子どもが3歳になるまでの期間に家計を整えた
上の子が3歳になるまでの約3年間は、現在のような習い事費はかかっていませんでした。
その期間に家計を見直し、固定費や日々の支出を整理するなどして、現在の家計管理の流れを作ってきました。
そのため、3歳になって習い事を始めたときも、「新しく月4万円をどこから捻出しよう」と考えたわけではありません。
それまでに整えてきた家計の中に、習い事費を組み込んだという感覚です。
「習い事費」という特別な予算枠は作っていない
意外に思われるかもしれませんが、わが家では「習い事費」として毎月4万円を別枠で予算化しているわけではありません。
毎月の生活費の中から、習い事の月謝を支払っています。
それでも家計が回っているのは、習い事を含めた毎月の支出を払っても、貯蓄や投資を続けられるだけの余裕があるからです。
▼習い事費を払いながら余裕を保つための生活防衛費については、こちらの記事でも紹介しています。
・生活防衛費はいくら必要?共働き4人家族のリアルな設定額を公開
大切なのは、「習い事費をどの項目から払うか」よりも、習い事を含めた支出全体が家計の中に無理なく収まっているかだと考えています。
習い事を始める前に、家計全体に余裕を作っておく
習い事は、一度始めると毎月継続して支払う固定的な支出になります。
だからこそ、「子どもがやりたいと言ったから、とりあえず始める」のではなく、始める前に家計全体を確認しておくことが大切です。
たとえば、習い事を始めたあとも、
・毎月の生活費を無理なく支払える
・貯蓄や投資を継続できる
・他の楽しみや必要な支出を削らなくて済む
・急な出費があっても対応できる
という状態を維持できるかを考えておきます。
わが家の場合は、上の子が3歳になるまでの期間に家計を整えていたことで、現在の習い事費を無理なく生活の中に組み込むことができています。
習い事の数を決めるときは、「月謝がいくらか」だけを見るのではなく、習い事を始めたあとも家計全体に余裕が残るかを基準にすることが大切だと思います。
▼わが家の実際の家計(習い事費を含む収支内訳)については、こちらの記事でも紹介しています。
・共働き4人家族の家計簿公開|わが家のお金の使い方
習い事は「お金」だけでなく「時間」も考える
習い事を考えるとき、どうしても気になるのは月謝などのお金です。
しかし、実際に子どもを習い事に通わせてみると、もう一つ大きな問題があります。
それが、親の時間と送迎の負担です。
わが家の場合、習い事を増やすうえで一番の制約になっているのは、費用よりも送迎かもしれません。
平日に習い事へ通うのは難しい
平日は仕事があるため、子どもの習い事の時間に合わせて送迎するのが難しい状況です。
仕事をしながら子ども2人をそれぞれ別の曜日・時間に送迎するとなると、親の負担もかなり大きくなります。
そのため、わが家では「子どもがやりたい習い事」だけでなく、親が無理なく送迎できる時間に開講しているかも重要な条件にしています。
わが家は日曜日に習い事を集中させている
現在は、2人の習い事を日曜日に集中させています。
平日に無理をして送迎するのではなく、休日にまとめて通うことで、平日の生活リズムを大きく変えずに済んでいます。
その代わり、土曜日は仕事がなければ、できるだけ家族で遊ぶ日にしています。
習い事を入れることで休日がすべて埋まってしまうのではなく、「習い事の日」と「家族で過ごす日」を分けることで、家族の時間も確保するようにしています。
わが家では今のところ、習い事によって家族で過ごす時間が大きく減ったとは感じていません。
習い事の時間を「親の時間」としても活用する
もう一つ、わが家にとって助かっているのが、現在の習い事が親の付き添いを必要としないことです。
送迎さえすれば、子どもたちは教室で過ごすことができます。
そのため、子どもが習い事をしている間に、買い物を済ませたり、ほかの用事を済ませたりしています。
もちろん送迎そのものは必要ですが、習い事の時間をただ待っているだけではなく、親の時間として有効に使えるのは大きなメリットです。
習い事の種類によっては、毎回親が付き添ったり、練習を家で見てあげたりする必要があるものもあります。
そうした習い事を選ぶ場合は、月謝だけでなく、親がどれくらい時間を取られるのかも考えておく必要があるでしょう。
わが家では現在、送迎は必要でも付き添いまでは必要ないため、2人合わせて4つの習い事をしていますが、今のところ大きな負担にはなっていません。
習い事は「家族の時間」と両立できるかも大切
習い事を増やすときは、「月謝を払えるか」だけでなく、家族のスケジュールに無理なく組み込めるかも考えることが大切です。
同じ月謝の習い事でも、週に何回通うのか、送迎にどれくらい時間がかかるのか、親の付き添いが必要なのかによって、負担は大きく変わります。
わが家では、日曜日に習い事を集中させ、土曜日を家族で遊ぶ日にすることで、習い事と家族時間のバランスを取っています。
▼共働きならではのスケジュール管理とお金の両立については、こちらの記事でも紹介しています。
・共働き夫婦のお金管理|財布は別?一緒?わが家が「一括管理」を選んだ理由
習い事は子どもの成長のためのものだからこそ、子どもだけでなく、家族みんなが無理なく続けられることも大切にしたいと考えています。
習い事は何個まで?わが家は2~3個を目安に
では、実際に習い事は何個くらいがちょうどいいのでしょうか。
わが家では、小学校低学年くらいまでは、子ども1人あたり2~3個程度を一つの目安にしています。
現在は5歳と3歳の2人とも、スイミングと体操の2つです。
今後は音楽系の習い事も検討しているため、場合によっては3つになるかもしれません。
ただし、「子ども1人につき2~3個が適正」という意味ではありません。
習い事の適切な数は、家庭によって大きく違うと思います。
①家計に無理がないか
習い事は、一度始めると毎月継続して支払う費用になります。
そのため、月謝だけでなく、入会金や教材費、道具代、発表会などの費用も含めて、長く続けても家計に無理がないかを考える必要があります。
▼習い事費とあわせて準備が必要な教育費全体については、こちらの記事でも紹介しています。
・教育費の貯め方|時間を味方につけて無理なく準備する方法
・学資保険はいらない?我が家が教育費をNISAで準備する理由
わが家の場合は、現在月4万円の習い事費を支払っていますが、習い事を含めても毎月の貯蓄・投資を続けられています。
そのため、今のところ2つの習い事を続けることに家計上の無理はないと判断しています。
②子どもが楽しんでいるか、負担になっていないか
習い事は、数が多ければ多いほど良いわけでもありません。
子ども自身が楽しんでいるのか、疲れすぎていないか、自由に遊ぶ時間が残っているのかも大切です。
特に小さいうちは、習い事以外にも、家で遊んだり、外で走り回ったり、何もしない時間を過ごしたりすることも大切だと思っています。
「せっかく始めたから」と親が増やし続けるのではなく、子どもの様子を見ながら調整していきたいと考えています。
③親が無理なく送迎できるか
わが家では、習い事の数を考えるうえで、親の送迎が可能かどうかもかなり重要です。
平日は仕事があるため、子どもの習い事を何曜日にも分散させるのは難しい状況です。
そのため、現在は日曜日に習い事を集中させています。
「子どもがやりたいから」という理由だけで習い事を増やしてしまうと、親の送迎負担が大きくなり、長く続けることが難しくなる可能性があります。
習い事を選ぶときは、子どもの予定だけでなく、親のスケジュールに無理なく組み込めるかも確認するようにしています。
④家族で過ごす時間を確保できるか
習い事が増えるほど、当然ながら自由に使える時間は減っていきます。
だからこそ、習い事を増やす場合には、「その習い事をすることで家族の時間がどう変わるか」も考えたいところです。
わが家では、日曜日に習い事をまとめる一方で、土曜日は仕事がなければ家族で遊ぶ日としています。
このように、習い事をする日と家族で過ごす日をある程度分けることで、今のところ家族の時間も確保できています。
このように考えると、習い事の「適正な数」は、単純に2個、3個と決められるものではありません。
家計に無理がなく、子どもが楽しめて、親が無理なく送迎でき、家族の時間も確保できる。
この4つを満たせる範囲が、その家庭にとっての「ちょうどいい数」なのだと思います。
わが家では、今のところそれが1人2個程度で、今後は3個までを一つの目安にしています。
これから音楽系の習い事も検討中
現在、わが家では子どもたちに音楽系の習い事も経験させたいと考えています。
音楽に触れる機会をつくることで、スイミングや体操とは違った経験ができるのではないかと考えています。
ただ、まだ「この教室に決めた」という段階ではありません。
理由は、やはり送迎の問題です。
仕事をしながら子ども2人の習い事に通わせるため、どれだけ興味のある教室でも、親が送迎できない時間帯であれば継続するのは難しいからです。
現在は、わが家の生活リズムの中で送迎できる曜日や時間帯に開講している教室がないか探しているところです。
これは、今回の記事で紹介した「習い事は子どもに何をさせたいかだけでなく、家族の生活に無理なく組み込めるかを考える」という考え方にもつながっています。
もちろん、子どもが「やってみたい」と思う気持ちは大切にしたいと思っています。
一方で、親が無理をして送迎を続けることになれば、習い事そのものが負担になってしまいます。
そのため、わが家では「やらせたい習い事」なのかだけでなく、「今の生活の中で無理なく続けられる習い事」なのかを確認しながら決めたいと考えています。
今後、条件に合う教室が見つかれば、3つ目の習い事として音楽系を追加するかもしれません。
反対に、無理なく通える教室が見つからなければ、焦って始める必要もないと思っています。
習い事は、始めることそのものが目的ではありません。
子どもが楽しみながら続けられて、家計にも家族の生活にも無理がないこと。
その条件を満たせるタイミングで、少しずつ増やしていければと思っています。
まとめ
子どもの習い事は、何個までなら正解という明確な答えがあるものではありません。
わが家では、5歳と3歳の子どもがそれぞれスイミングと体操に通っており、現在は1人2つ、家庭全体で4つの習い事をしています。
習い事費は毎月41,020円、年間では約49万円です。
決して小さな金額ではありませんが、習い事を始める前から家計を見直していたため、現在も習い事を続けながら貯蓄や投資を継続できています。
また、習い事を選ぶときには、お金だけでなく送迎の負担や家族の時間も考えるようにしています。
わが家では日曜日に習い事を集中させ、土曜日は家族で遊ぶ日としているため、今のところ習い事によって家族の時間が大きく減ったとは感じていません。
今後は音楽系の習い事も検討していますが、「子どもにやらせたい」という気持ちだけで決めるのではなく、家計や送迎の時間も含めて、無理なく続けられる教室を探しています。
習い事は多ければ多いほど良いわけではありません。
家計に無理がなく、子どもが楽しめて、親も無理なく送迎でき、家族の時間も確保できる。
わが家では、このバランスが取れる範囲として、小学校低学年くらいまでは1人2~3個程度を一つの目安にしています。
家庭によって収入や生活スタイル、子どもの興味や体力は違います。
だからこそ、「習い事は○個まで」と数字だけで決めるのではなく、自分たちの家庭に無理なく組み込めるかを考えながら、子どもが楽しめる習い事を選んでいきたいと思っています。
▼関連記事
・4人家族の家計改善ロードマップ|固定費・食費・投資まで完全ガイド
・固定費を見直す順番|家計を楽にする5つのポイント【まずここから】
・教育費の貯め方|時間を味方につけて無理なく準備する方法
・学資保険はいらない?我が家が教育費をNISAで準備する理由
・児童手当はどう使う?|わが家は特別扱いせず家計に組み込むスタイル
・共働き夫婦のお金管理|財布は別?一緒?わが家が「一括管理」を選んだ理由
・共働き4人家族の家計簿公開|わが家のお金の使い方


コメント