わが家は、夫婦と子ども2人の4人家族です。
共働きで家計を支えながら、将来的には「働かなくても生活できる状態」を目指して、FI(経済的自立)・サイドFIREを意識した暮らしをしています。
FIを目指すようになってから、以前よりもお金の使い方を意識するようになりました。
「これは本当に必要なものなのか」
「もっと安くできないか」
「なくても困らないなら、買わなくてもいいのではないか」
そんなふうに、一つひとつの支出を考えるようになりました。
もちろん、無駄な支出を減らすことは大切です。
実際、以前は何となく買っていた服や靴を減らしたり、通信費を見直したりすることで、今では以前よりも少ない支出で暮らせるようになりました。
でも、家計を見直していく中で、あることにも気づきました。
「お金を使わないことが、必ずしも満足度の高い暮らしにつながるわけではない」
ということです。
たとえば、食洗機やドラム式洗濯乾燥機などの時短家電は、決して安い買い物ではありませんでした。
それでも、家事にかかる時間や負担が減り、その分の時間を子どもと過ごしたり、自分の時間に使ったりできるようになりました。
旅行も同じです。
旅行にはまとまったお金がかかりますが、家族で出かけた思い出は、お金を貯めるだけでは得られません。
だからといって、何でもかんでもお金を使うわけではありません。
平日に行けるなら平日に行ったり、会社の福利厚生を利用したりするなど、削れるところは削る。
その一方で、「ここにはお金を使いたい」と思うところには、納得してお金を使う。
そんなふうに、少しずつわが家のお金の使い方が変わっていきました。
反対に、「これはお金をかけすぎていたな」と感じるものもあります。
必要以上に買っていた服や靴、大手キャリアの通信費、見直すことで半額程度になったコンタクトの定期購入などです。
さらに、そもそも「買わない・持たない」という選択をして良かったものもあります。
車や、わが家にとって必要以上の保険などがその一例です。
振り返ってみると、わが家にとって大切なのは、「できるだけお金を使わないこと」ではありませんでした。
大切なのは、
「自分たちにとって価値のあるものにはお金を使い、そうでないものには使わない」
ということ。
この記事では、わが家が実際にお金を使ってきた中から、
* お金をかけて良かったもの
* お金をかけて後悔したもの
* 買わなくて・持たなくて良かったもの
を紹介します。
FIを目指しながらも、今の暮らしを我慢ばかりにしたくない。
そんな我が家が、どんなところにお金を使い、どんなところを削っているのか。
一つの共働き4人家族のリアルな例として、読んでいただけたらと思います。
お金をかけて良かったもの
ここからは、わが家が実際にお金を使ってきた中で、「これはお金をかけて良かった」と感じているものを紹介します。
共通しているのは、単に物を買ったというよりも、お金を使うことで時間や経験、家族との大切な時間を得られたものだということです。
時短家電|お金で「時間」を買う
わが家がお金をかけて良かったと感じているものの一つが、時短家電です。
特に、食洗機・ドラム式洗濯乾燥機・ロボット掃除機には助けられています。
食洗機
食洗機を購入したことで、毎日の食器洗いにかかる負担が大きく減りました。
食器洗いは、一回だけならそれほど時間のかかる家事ではありません。
でも、朝食後、夕食後と毎日繰り返していると、積み重なる時間は決して小さくありません。
食洗機があれば、食器を入れてスイッチを押すところまで済ませれば、あとは機械に任せることができます。
「食器を洗わなければ」という気持ちから解放されることも、思っていた以上に大きなメリットでした。
家事を完全になくせるわけではありませんが、毎日繰り返す家事を一つ減らせたことに価値を感じています。
ドラム式洗濯乾燥機
ドラム式洗濯乾燥機も、わが家にとっては買って良かった家電です。
洗濯そのものよりも、私が負担に感じていたのは「洗濯物を干す」「取り込む」という作業でした。
ドラム式洗濯乾燥機なら、洗濯から乾燥まで機械に任せられます。
もちろん、乾燥できない衣類を分けたり、畳んだりする作業は残ります。
それでも、毎日の「干す・取り込む」という工程がなくなるだけで、洗濯に対する負担感はかなり変わりました。
忙しい共働き家庭にとって、洗濯は毎日発生する家事です。
だからこそ、毎日の小さな負担を減らしてくれる家電には、多少お金をかける価値があると感じています。
ロボット掃除機
ロボット掃除機も、わが家では活躍しています。
わが家は1階と2階のそれぞれにロボット掃除機を導入しています。
最初は「掃除機くらい自分でかければいいのでは?」と思うこともありました。
でも、実際に使ってみると、掃除機をかける時間そのものだけでなく、「掃除をしなければ」と考える負担が減ったことが大きかったです。
床の掃除を機械に任せている間に、別の家事をしたり、子どもと過ごしたり、自分のことをしたりできます。
1階と2階にそれぞれ置いているのも、いちいち持ち運ぶ必要がないからです。
「掃除機をかける」という家事を、自分の時間から切り離せることに大きなメリットを感じています。
「高い家電=贅沢」ではなかった
食洗機、ドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機。
どれも、決して安い買い物ではありませんでした。
購入するときには、「こんなにお金をかけていいのかな」と考えたこともあります。
でも、実際に使ってみると、これらは単なる「便利な家電」ではありませんでした。
家事にかかる時間を減らし、自分たちの時間を増やしてくれるものだったからです。
以前、これらの家電について、年間でどれくらいの時間を節約できるのかを考えてみたところ、合計するとかなりの時間になることが分かりました。
一度購入すれば何年も使うものだからこそ、購入金額だけを見るのではなく、「その家電を使うことで、何時間の自由な時間が生まれるのか」と考えるようになりました。
私にとっては、これこそが「お金で時間を買う」ということなのだと思います。
FIを目指しているからこそ、お金を使うことには慎重になります。
でも、将来のためにお金を貯めるだけではなく、今の自分たちの時間を増やすためにお金を使うことも大切です。
我が家にとって、時短家電はその代表的な支出になっています。
▼FIを目指す中でのお金の使い方の変化については、こちらの記事でも紹介しています。
・FIを目指して変えたお金の使い方|浪費を減らして満足度が上がった話
・家計のお金の流れを「見える化」する4つのステップ
旅行|お金で「家族の思い出」を買う
次に、お金をかけて良かったと感じているのが旅行です。
旅行は、時短家電のように「毎日の生活を便利にしてくれるもの」ではありません。
むしろ、宿泊費や交通費、食事代など、まとまったお金が必要になります。
それでも、わが家は旅行にはお金を使いたいと考えています。
理由は、家族4人で過ごす時間そのものに価値を感じているからです。
特に子どもが小さい今は、家族4人で出かけて、一緒に遊んで、一緒にご飯を食べて、一緒に寝るという時間があります。
子どもが成長すれば、今と同じように家族全員で旅行できるとは限りません。
だからこそ、「今しかできない家族の経験」には、ある程度お金を使ってもいいと思っています。
ただし、旅行代は何でも使うわけではない
「旅行にはお金を使う」とはいっても、旅行にかかる費用を何でも気にせず使っているわけではありません。
わが家では、旅行の満足度に影響する部分と、削っても満足度があまり変わらない部分を分けて考えるようにしています。
例えば、平日に行けるなら平日にする。
会社の福利厚生制度が利用できるなら、積極的に利用する。
宿泊費なども、条件を変えることで安くできるのであれば、無理に高いところを選ばない。
一方で、「家族で楽しむ」という旅行そのものの価値は削りません。
つまり、
「旅行には使う。でも、無駄には使わない」
という考え方です。
旅行そのものを我慢してお金を貯めるのではなく、削れる部分だけを削る。
そうすることで、家計を大きく圧迫せずに、家族での楽しい時間も大切にできます。
▼わが家の実際の支出については、こちらの記事でも紹介しています。
・共働き4人家族の家計簿公開|わが家のお金の使い方
・4人家族の生活費はいくら?平均とわが家のリアル家計
子どもの習い事|お金で「経験」を買う
子どもの習い事も、わが家が大切にしている支出の一つです。
習い事は一度きりの買い物ではなく、毎月のように費用が発生します。
FIを目指しているわが家にとって、決して小さな支出ではありません。
それでも、「将来のためにお金を残したいから」という理由だけで、子どもの習い事を削ろうとは考えていません。
もちろん、何でも習わせればいいとは思っていません。
子ども自身が楽しんでいるか。
やってみたいと思っているか。
その経験が子どもにとってどんな意味を持つのか。
そうしたことを考えながら、わが家なりに選んでいます。
習い事にかかるお金は、単なる「教育費」と考えることもできます。
でも、私たちはそれだけではなく、子どもが今しかできない経験のためのお金でもあると考えています。
将来役に立つかどうかだけではなく、今、子どもが楽しみながら新しいことを経験できる。
それなら、そのためにお金を使うことには価値があると思っています。
FIを目指しているからといって、今の家族の生活をすべて「将来のため」にする必要はありません。
子どもが小さい今だからこそできる経験にも、きちんとお金を使っていきたいと思っています。
▼子どもの習い事と教育費の考え方については、こちらの記事でも紹介しています。
・習い事は何個まで?教育費を家計に無理なく組み込む考え方
・児童手当はどう使う?|わが家は特別扱いせず家計に組み込むスタイル
月1回の夫婦の息抜き|お金で「夫婦の時間」を買う
最後は、月に1回の夫婦の息抜きです。
わが家では、月に1回程度、夫婦2人で食事をする時間をつくっています。
子どもがいると、普段はどうしても子ども中心の生活になります。
家事をして、仕事をして、子どもの準備をして、食事をして、お風呂に入れて……。
毎日を過ごしていると、夫婦2人でゆっくり話す時間は意外と少なくなります。
だからこそ、月に1回でも夫婦2人で食事をする時間を大切にしています。
もちろん、その分の食事代はかかります。
家計だけを考えれば、「外食をせず家で食べれば、その分のお金を投資に回せる」と考えることもできます。
それでも、わが家にとってこの支出は削りたくありません。
なぜなら、これは単なる外食費ではなく、夫婦でゆっくり話したり、日頃の疲れをリセットしたりするための時間に使っているお金だからです。
家計を整え、必要のない支出を減らしているからこそ、こうした時間には罪悪感を持たずにお金を使えるようになりました。
「何にでもお金を使う」のではなく、「大切だと思うことには、ちゃんと使う」。
夫婦での月1回の食事は、そんなわが家のお金の使い方を象徴する支出の一つです。
▼わが家の家計の実態については、こちらの記事でも紹介しています。
・4人家族の家計管理|固定費見直しで貯まる仕組みと投資の始め方
・共働き4人家族の家計簿公開|わが家のお金の使い方
お金をかけて後悔したもの
ここまでは、わが家がお金をかけて良かったと感じているものを紹介しました。
一方で、これまでの買い物を振り返ると、「これはもう少し早く見直せばよかった」と思うものもあります。
どれも、購入したこと自体が完全に間違いだったというわけではありません。
そのときは必要だと思っていたものでも、暮らしや考え方が変わることで、「今の自分たちには必要ない」と気づくことがあります。
我が家の場合は、服や靴、通信費、コンタクトがその代表です。
必要以上の服や靴|「持っていること」と満足度は別だった
以前の私は、今よりも服や靴をたくさん買っていました。
「これが欲しい」と思えば買い、「何となく新しいものが欲しい」と思って買うこともありました。
そのときは、服や靴が増えることで満足していた部分もあったと思います。
でも、時間が経って振り返ってみると、持っている数が多いからといって、暮らしの満足度が高くなるわけではありませんでした。
たくさん持っていても、実際によく着る服は限られています。
靴も同じです。
結局、いつも使うものは決まっていて、ほとんど使わないものが収納スペースを占めていることもありました。
そこで、少しずつ買い方を変えていきました。
今は、すでに持っている服や靴を大切に使い、必要になったときに購入するようにしています。
「新しいものが欲しい」という気持ちだけで買うのではなく、
「今、本当に必要なのか?」
と一度考えるようになりました。
もちろん、服や靴を買うこと自体が悪いわけではありません。
お気に入りのものを買うことや、おしゃれを楽しむことも、生活の満足度につながる大切な支出だと思います。
ただ、以前の私の場合は、必要以上に持つことが満足度につながっていたわけではありませんでした。
この経験から学んだのは、
「欲しい」と「必要」は違う
ということです。
欲しいと思ったときにすぐ買うのではなく、一度時間を置いて考えてみる。
それだけでも、不要な買い物はかなり減らせるようになりました。
大手キャリアの通信費|もっと早く見直せばよかった固定費
以前は、スマートフォンの通信に大手キャリアを利用していました。
毎月の通信費として支払っていましたが、当時は「携帯電話の料金はこれくらいかかるもの」という感覚もあり、深く見直していませんでした。
でも、家計を見直していく中で、通信費も固定費の一つとして考えるようになりました。
毎月支払う固定費は、1か月だけ見ればそれほど大きな金額ではなくても、1年、5年と積み重なると大きな差になります。
そこで通信プランを見直し、現在は格安SIMを利用しています。
一度見直すことで、その後も毎月の支出を抑えられるようになりました。
この経験から感じたのは、
「毎月なんとなく払っている固定費ほど、一度立ち止まって確認したほうがいい」
ということです。
通信費に限らず、使っていないサブスクや保険、各種サービスなども、契約したときからそのままになっていることがあります。
「昔からこの契約だから」
「変更するのが面倒だから」
という理由だけで払い続けていないか。
定期的に家計を見直すことの大切さを実感しました。
▼固定費の見直し方については、こちらの記事でも紹介しています。
・固定費を見直す順番|家計を楽にする5つのポイント
・必要なサブスクだけで暮らす
定期購入のコンタクト|契約先を変えれば負担を減らせた
もう一つ、見直して良かったのがコンタクトの定期購入です。
以前は、眼科と併設しているところでコンタクトを定期購入していました。
眼科と併設されているという安心感もあり、そのまま利用していたのですが、改めて費用を確認してみると、思っていた以上に負担が大きいことに気づきました。
そこで、契約先を見直しました。
その結果、現在は以前の半額程度の費用で利用できるようになりました。
もちろん、コンタクトは目に関わるものなので、単純に「安ければいい」と考えているわけではありません。
必要な受診や適切な使用を前提として、そのうえで契約先や購入方法を見直したということです。
振り返ってみると、「今までここで買っていたから」という理由だけで、長い間そのままにしていました。
でも、契約したときには納得していた支出でも、時間が経てば状況が変わっていることがあります。
今回の経験から、
「今までそうしていたから」という理由だけで、同じ支出を続けなくてもいい
と思うようになりました。
一度契約したものでも、定期的に「今の自分に合っているか」を確認する。
それだけで、生活の満足度を大きく変えずに支出を減らせることがあります。
我が家にとって、コンタクトの見直しは、まさにその一例でした。
買わなくて・持たなくて良かったもの
ここまでは、「買ったけれど、今振り返ると見直して良かったもの」を紹介しました。
一方で、わが家には、最初から買わない・持たないという選択をしているものもあります。
買い物をするときは、つい「いくらで買えるか」に目が向きます。
でも、本当に考えたいのは購入価格だけではありません。
持ち続けることで発生する維持費や管理の手間まで考えると、「そもそも所有する必要があるのか?」という視点も大切だと感じています。
わが家にとって、その代表が車と保険です。
車|所有しないことで固定費を抑える
車は、購入するときにまとまったお金が必要になるだけではありません。
自動車税や保険、車検、ガソリン代、メンテナンス費用など、所有しているだけで継続的にお金がかかります。
さらに、駐車場が必要な場合は、その費用も発生します。
そのため、わが家では「車があったら便利そう」という理由だけで所有するのではなく、
「わが家には、本当に車を所有する必要があるのか?」
と考えるようにしました。
もちろん、車があれば便利な場面はあります。
子どもを連れて遠出するときや、荷物が多いときなどは、車が便利だと感じることもあります。
それでも、便利さだけを理由に所有してしまうと、使っていない時間にも維持費が発生します。
そこでわが家では、必要なときにはそのときに合った移動手段を選ぶという考え方をしています。
「車が必要な場面」と「車がなくても困らない場面」を分けて考えることで、所有そのものを前提にしなくても生活できています。
車を持たないことで、購入費だけでなく、税金や保険、車検、メンテナンスなどの継続的な支出を抑えられることも大きなメリットです。
もちろん、車が必要な家庭もたくさんあります。
住んでいる場所や子どもの人数、通勤、仕事、休日の過ごし方などによって、車の必要性は大きく変わります。
だからこそ、「車を持たないほうがいい」ということではありません。
わが家の場合は、所有コストと使用頻度を考えた結果、現在は車を所有しないという選択が合っているということです。
「便利だから持つ」のではなく、「必要だから持つ」。
この考え方は、車に限らず、いろいろな買い物をするときに意識するようになりました。
▼住居費を抑える考え方については、こちらの記事でも紹介しています。
・住居費を最小化する戦略|寮・社宅・一括購入という選択
・住宅ローンを組まずに家を一括購入した話
必要以上の保険|「安心」のために払い続けない
もう一つ、わが家が「持たなくて良かった」と感じているのが、必要以上の保険です。
以前は、保険についても「万が一のために、できるだけ入っておいたほうが安心なのでは?」と考えていました。
でも、家計や資産状況を整理していく中で、保険についても「本当に必要な保障は何なのか」を考えるようになりました。
現在、わが家が加入している保険は、
* 自賠責保険
* 火災保険
です。
一方で、貯蓄型保険や生命保険、傷害保険などには加入していません。
もちろん、保険そのものが必要ないという意味ではありません。
病気や事故、火災など、万が一のときに大きな経済的負担が発生するリスクに備えることは大切です。
ただ、保険は「安心」を得るための商品でもある一方で、保障を受け続けるためには保険料を払い続ける必要があります。
そのためわが家では、
「何となく不安だから加入する」のではなく、「実際にどんなリスクに備える必要があるのか」を考える
ようにしています。
わが家の場合は、現在の家計や資産状況などを踏まえて必要な保障を考えた結果、今の保険の形になりました。
保険に関しても、家庭によって必要な保障は違います。
子どもの人数、住宅ローンの有無、収入、資産、勤務先の保障などによっても変わります。
だからこそ、「この保険は必要」「この保険はいらない」と一律に決めるのではなく、自分たちの家庭にとって必要な保障なのかを考えることが大切だと思っています。
わが家にとっては、必要以上の保険にお金を払い続けるよりも、必要な保障を確保したうえで、残ったお金を貯蓄や投資、家族との時間など、自分たちが価値を感じることに使うほうが納得できるようになりました。
「持たない」という選択も、立派なお金の使い方の一つ。
車や保険について考えたことで、我が家はそんなふうに考えるようになりました。
▼保険の見直しについては、こちらの記事でも紹介しています。
・資産が増えたので保険を見直した|共働き4人家族が残した保険・やめた保険
わが家がお金を使う・使わないを決める基準
ここまで、お金をかけて良かったもの、後悔したもの、そして買わなくて・持たなくて良かったものを紹介してきました。
こうして振り返ってみると、わが家のお金の使い方には、いくつか共通する基準があることに気づきます。
以前は、「安いか高いか」「必要か不要か」というシンプルな基準で買い物を考えることが多かったように思います。
でも今は、もう少し違う視点で考えるようになりました。
「そのお金を使うことで、わが家の暮らしはどう変わるのか?」
これを考えてから、お金を使うようにしています。
時間を生み出してくれるか
わが家が特にお金を使いたいと思っているのが、時間を生み出してくれるものです。
食洗機、ドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機などの時短家電は、その代表です。
共働きで仕事をしながら、子ども2人を育てていると、時間はいくらあっても足りません。
家事をするための時間を減らせれば、その分を子どもと過ごす時間や、自分のための時間に回すことができます。
もちろん、時短家電にも購入費はかかります。
でも、購入時の金額だけを見るのではなく、
「この家電を使うことで、何年分の家事時間を減らせるのか」
と考えると、見え方が変わります。
わが家にとって、時間はお金と同じくらい大切な資源です。
だからこそ、時間を生み出してくれるものには、ある程度お金をかけてもいいと考えています。
家族の思い出や経験につながるか
次に大切にしているのが、家族の思い出や経験につながるかどうかです。
旅行や子どもの習い事などが、これに当たります。
旅行には交通費や宿泊費、食事代など、まとまったお金がかかります。
子どもの習い事も、毎月継続して支払う必要があります。
どちらも「節約だけ」を考えれば、減らすことができる支出です。
それでもわが家がこうした支出を大切にしているのは、単なる消費ではなく、家族にしか作れない時間や経験につながると考えているからです。
特に子どもが小さい今は、「今しかできないこと」もたくさんあります。
将来のためにお金を残すことも大切ですが、今しか作れない家族の思い出まで削ってしまう必要はない。
そう考えています。
自分たちの満足度が高いか
三つ目は、自分たちの満足度が高いかということです。
わが家では、月に1回、夫婦2人で食事をする時間をつくっています。
食事代だけを考えれば、家で食べたほうが安く済みます。
それでも、この支出は削りたくありません。
夫婦2人でゆっくり話したり、日頃の疲れをリフレッシュしたりする時間そのものに価値を感じているからです。
一方で、「周りの家庭が持っているから」「みんなが買っているから」という理由だけで買うことは、以前より減りました。
大切なのは、他の人にとって必要かどうかではなく、自分たちにとって必要かどうかです。
他の家庭では便利なものでも、わが家には必要ないかもしれません。
逆に、他の人から見れば贅沢に見える支出でも、わが家にとって大きな価値があることもあります。
お金の使い方に正解が一つあるわけではありません。
だからこそ、「わが家にとって満足度が高いか」を基準にするようになりました。
一度見直せば、その後も支出を抑えられるか
お金を使うことだけでなく、今払っているお金を見直すことも大切にしています。
通信費やコンタクトなどは、一度契約を見直すことで、その後も継続的に支出を抑えられました。
こうした固定費は、毎月の金額だけを見ると、それほど大きな差に感じないことがあります。
でも、1年、5年、10年と積み重なると、大きな金額になります。
だからこそ、
「今の契約は本当に必要なのか?」
「もっと自分たちに合ったサービスはないか?」
と定期的に確認するようにしています。
保険についても同じです。
わが家の場合は、必要な保障を考えたうえで、現在の保険の形にしています。
一度見直したら終わりではなく、家族構成や収入、資産状況などが変わったときには、また見直す。
「昔決めたから、そのまま払い続ける」ではなく、「今の我が家に合っているか」を考える。
これも、わが家のお金の使い方で大切にしていることです。
「便利そう」だけで買っていないか
最後に、買い物をするときに意識しているのが、
「便利そう」という理由だけで買っていないか
ということです。
以前の服や靴が、その一例でした。
「これがあったら便利そう」
「これも持っていたら使うかもしれない」
「今持っているものとは少し違うから欲しい」
そんな気持ちで買ったものでも、実際にはあまり使わないことがあります。
だから今は、買う前に一度立ち止まって、
「本当に必要?」
と考えるようにしています。
今持っているもので代用できないか。
これがなくても困らないのではないか。
買った後、どれくらいの頻度で使うのか。
そして、買うことで本当に生活の満足度が上がるのか。
少し考えるだけで、「欲しいけれど、今は買わなくてもいい」という判断ができることがあります。
もちろん、欲しいものをすべて我慢しているわけではありません。
本当に欲しいものや、自分たちの生活に価値をもたらしてくれるものなら、きちんとお金を使います。
大切なのは、「欲しいから買う」のではなく、「自分たちにとって価値があるから買う」こと。
これが、以前よりも我が家が大切にするようになった買い物の基準です。
FIを目指していても「使うお金」はなくさない
ここまで紹介してきたように、我が家はお金を使わないことだけを目指しているわけではありません。
FIを目指しているからこそ、以前よりも「何にお金を使うのか」を考えるようになりました。
FIというと、
「できるだけ生活費を削る」
「できるだけ多くのお金を投資に回す」
「欲しいものも我慢して、とにかく資産を増やす」
というイメージがあるかもしれません。
もちろん、支出を抑えて資産形成に回すことは、FIを目指すうえで大切なことです。
わが家も、必要のない支出は減らし、その分を貯蓄や投資に回してきました。
でも、お金を貯めることだけを優先して、今の家族との時間まで犠牲にしたいとは思っていません。
子どもと一緒に旅行に行けるのは、子どもが小さい今だからこそできることです。
夫婦2人でゆっくり食事をする時間も、子育てをしている今だからこそ意識して作りたい時間です。
子どもの習い事も、将来のためだけではなく、今の子どもが楽しみながら経験できることに価値があります。
そして、時短家電によって家事の時間を減らすことも、将来のためではなく、今の自分たちの時間を増やすための支出です。
だからわが家では、
「お金を使わないこと」ではなく、「使うお金と使わないお金を分けること」
を大切にしています。
たとえば、必要以上の服や靴は買わない。
通信費やコンタクトなど、見直せる固定費は見直す。
必要以上の保険には加入しない。
車も、所有する必要性と維持費を考えて、持たないという選択をする。
その一方で、家族旅行にはお金を使う。
子どもの経験にもお金を使う。
夫婦の時間にもお金を使う。
家事の負担を減らしてくれるものにもお金を使う。
こうして並べてみると、わが家のお金の使い方には一つの共通点があります。
「その支出によって、自分たちの人生がより良くなるか」
ということです。
もちろん、すべての支出が明確に「良い・悪い」と分けられるわけではありません。
そのときの家族の状況や、収入、資産、子どもの成長などによっても、必要なお金は変わっていきます。
だからこそ、「これは絶対に必要」「これは絶対に不要」と決めつけるのではなく、その時々でわが家にとって価値があるかを考えるようにしています。
以前は、「節約するなら、できるだけお金を使わないほうがいい」と考えていました。
でも今は、少し違います。
満足度につながらない支出は減らす。
そして、
自分たちにとって大切なことには、きちんとお金を使う。
そのメリハリがあるからこそ、限られたお金でも、以前より満足度の高い暮らしができるようになりました。
FIを目指すことは、今の生活を我慢して将来の自由だけを手に入れることではないと思っています。
今の暮らしを大切にしながら、将来の自由も少しずつ作っていく。
そのために、「使わないお金」と「使いたいお金」を分ける。
それが、今のわが家が考えるお金との付き合い方です。
▼FIを目指すお金との付き合い方については、こちらの記事でも紹介しています。
・4人家族が目指す未来|「働かなくてもいい」を作るFIという考え方
・FIを目指して変えたお金の使い方|浪費を減らして満足度が上がった話
まとめ|大切なのは「いくら使ったか」より「何を得られたか」
ここまで、わが家のお金の使い方について紹介してきました。
振り返ってみると、お金をかけて良かったものもあれば、「これはもう少し早く見直せばよかった」と思うものもあります。
そして、最初から買わない・持たないという選択をして良かったものもありました。
以前の私は、「できるだけお金を使わないこと」が節約だと思っていました。
でも、家計を見直し、FIを目指してお金の使い方を考えるようになってから、少しずつ考え方が変わりました。
大切なのは、いくら使ったかだけではないと思うようになったからです。
時短家電に使ったお金は、家事の時間を減らし、自分や家族との時間を生み出してくれました。
旅行に使ったお金は、家族4人で過ごす思い出になりました。
子どもの習い事に使ったお金は、子どもが新しいことを経験する機会になりました。
夫婦の食事に使ったお金は、夫婦でゆっくり話す時間や、日々の疲れをリフレッシュする時間になりました。
一方で、必要以上の服や靴、見直していなかった通信費やコンタクトなどは、今振り返ると、もっと早く見直してもよかったと思います。
車や必要以上の保険については、そもそも所有しないという選択をしています。
こうして考えてみると、わが家にとってのお金の使い方は、
「できるだけ使わない」から「価値のあるものに使う」へ
変わってきたのだと思います。
もちろん、だからといって欲しいものを何でも買うわけではありません。
「本当に必要なのか」
「今持っているもので代用できないか」
「そのお金を使うことで、何が得られるのか」
そんなことを考えてから、お金を使うようにしています。
そして、必要のないものや満足度につながらないものには、できるだけお金を使わない。
お金は、使わないことが正解なのではなく、自分たちにとって価値のあるものに使うことが大切。
今は、そんなふうに考えています。
FIを目指している我が家にとって、お金を貯めることや投資することは、あくまでも手段です。
最終的に目指しているのは、資産額そのものではなく、自分たちが大切にしたい時間や暮らしを、自分たちで選べるようになることです。
だからこそ、今の家族との時間をすべて犠牲にしてまで、お金を貯めようとは思っていません。
必要のない支出を減らしながら、家族との思い出や経験、夫婦の時間、そして自分たちの時間には、きちんとお金を使う。
そうやって今の暮らしを大切にしながら、少しずつ将来の自由も作っていきたいと思っています。
前回の記事でも書いたように、私たちにとって、
お金は、これからの人生の時間を自由に選択するためにあるもの。
だからこそ、何に使うのかも大切にしたい。
「いくら使ったか」だけではなく、「そのお金で何を得られたのか」。
これからもそんな視点で、お金と付き合っていきたいと思います。
▼関連記事
・4人家族が目指す未来|「働かなくてもいい」を作るFIという考え方
・FIを目指して変えたお金の使い方|浪費を減らして満足度が上がった話
・4人家族の家計管理|固定費見直しで貯まる仕組みと投資の始め方
・固定費を見直す順番|家計を楽にする5つのポイント
・必要なサブスクだけで暮らす
・資産が増えたので保険を見直した
・住居費を最小化する戦略|寮・社宅・一括購入という選択
・習い事は何個まで?教育費を家計に無理なく組み込む考え方
・4人家族の家計改善ロードマップ|固定費・食費・投資まで完全ガイド
・家計のお金の流れを「見える化」する4つのステップ
※本記事の内容は筆者の実体験をもとにした情報提供を目的としています。記載の内容は執筆時点の情報であり、家計の状況は個人によって異なります。ご自身の状況に合わせてご参考ください。

コメント