4人家族が目指す未来|「働かなくてもいい」を作るFIという考え方

家計管理

わが家は、FIREを目指しています。

そう聞くと、「仕事を辞めて、投資収入だけで暮らすことを目指しているの?」と思われるかもしれません。

でも、私たちが目指しているのは、仕事を完全に辞めることではありません。

私は、働いてお金をもらうことが好きです。今の仕事にもやりがいを感じていますし、人間関係にも恵まれています。仕事をすること自体を嫌だと思っているわけではありません。

それでも、今の働き方をこの先何十年も続けたいとは思っていません。

子どもたちが成長し、これから小学校へ進学していく中で、朝は家から送り出し、帰ってきたときには家で迎えられるような生活をしたい。習い事の送迎をしたり、一緒に勉強したり、長期休暇には旅行や自由研究を楽しんだり。今しかできない家族との時間を、もっと大切にしたいと考えています。

そこで改めてFIREについて考えてみると、私たちが目指しているのは「RE(Retire Early)」よりも、「FI(Financial Independence)」なのだと気づきました。

働かなくても生活できる。けれど、働きたいなら働ける。

そんな経済的な土台を作ったうえで、自分たちの生活に合った働き方を選びたいのです。

そのために、わが家では家計を整え、生活防衛費を確保し、投資を続けてきました。現在は投資資産1億円を一つの目標として、資産形成を進めています。

この記事では、わが家が考える「FI」とはどのような状態なのか、なぜFIを目指すのか、そしてその先にどんな暮らしを思い描いているのかについて、現在の資産形成とあわせて紹介します。


  1. そもそもFIREとは?わが家が目指しているのは「FI」
    1. FIREは「FI」と「RE」に分けて考えられる
    2. わが家は「仕事を辞めること」を目標にしていない
    3. 目指しているのは「働かなくてもいい状態」
  2. なぜFIを目指すのか
    1. 今の仕事が嫌いなわけではない
    2. それでも、今の働き方を何十年も続けるのは難しい
    3. 子どもが小学生になったら、家にいる時間を増やしたい
    4. 「お金のために働く」状態から抜けたい
  3. わが家が目指す「FI」の状態
    1. 夫は会社員を続ける
    2. 私は家族を優先した働き方へ
    3. 夫婦ともに「働かなくてもいい」が、働くことは選べる
  4. わが家のFIに向けた目標は「投資資産1億円」
    1. 現在の投資資産は約7,000万円
    2. 1億円+現金2,000~3,000万円を目指す
    3. 1億円を達成しても、すぐには取り崩さない
  5. なぜ「1億円」なのか
    1. 3%取り崩しなら年間300万円
    2. 教育費にも余裕を持たせたい
    3. 50歳以降の生活費や住宅修繕にも使う
    4. 1億円を達成したら「増やす」から「使う」へ
    5. 1億円はゴールであり、スタートライン
  6. 教育費もFIの計画に組み込む
    1. 社会人になるまでは教育費を親が負担
    2. 1人3,000万円を想定
    3. 教育費は投資資産から計画的に取り崩す
    4. 「教育費があるからFIできない」とならないために
  7. FIを目指すために、これまでやってきたこと
    1. 家計を見直して固定費を下げた
    2. 毎月の支出を把握した
    3. 生活防衛費を確保した
    4. 余ったお金を投資に回した
    5. 非課税制度を優先して使った
  8. FIを達成したら、どんな暮らしをしたいのか
    1. 朝と夕方は家族と過ごす
    2. 家族で毎日少しだけ学ぶ
    3. 子どもが小さいうちに旅行する
    4. 子どもが自立したら夫婦2人で旅行する
    5. 自分自身も人生を楽しむ
  9. FIを達成しても、私は働きたい
    1. 仕事が嫌なのではない
    2. 社会とのつながりを持ちたい
    3. 「稼ぐため」から「楽しむため」に働く
    4. 働くことも、働かないことも選べる
  10. FIを目指すうえで、不安はないのか
    1. 厳しめの運用条件で考えている
    2. 教育費にも余裕を持たせている
    3. 完全な無収入にはしない
    4. 公的保障も含めてリスクを考える
  11. わが家が本当に欲しいのは「1億円」ではない
    1. お金を増やすことが目的ではない
    2. お金で何かを諦めなくていい生活
    3. 家族との時間を大切にできる人生
    4. 自分の人生にも夢中になれる生活
  12. まとめ|FIは「人生の選択肢」を増やすためのもの

そもそもFIREとは?わが家が目指しているのは「FI」

FIREという言葉は、最近では資産形成や働き方を考える中で、耳にする機会も増えてきました。

FIREは、次の4つの言葉の頭文字を取ったものです。

Financial Independence, Retire Early

日本語にすると、「経済的自立と早期リタイア」という意味になります。

ここで大切なのは、FIREを「FI」と「RE」に分けて考えられることです。

FIREは「FI」と「RE」に分けて考えられる

FI(Financial Independence)=経済的自立

働いて得る給与がなくても、資産から得られる収入などによって生活を維持できる状態を指します。

一方、

RE(Retire Early)=早期リタイア

経済的な基盤を作ったうえで、一般的な定年よりも早く仕事を辞めることです。

つまり、FIREという言葉には「経済的に自立すること」と「仕事を早く辞めること」という、2つの側面があります。

私たちは、これまで漠然と「FIREを目指している」と考えていました。

でも、自分たちがどんな未来を作りたいのかを考えていくと、目指しているのは「RE」ではなく、むしろ「FI」の方なのだと気づきました。

わが家は「仕事を辞めること」を目標にしていない

私自身、仕事が嫌いなわけではありません。

働いてお金をもらうことにはやりがいを感じていますし、会社に行けば自然と人と話す機会も生まれます。仕事を通じて社会とつながっていることにも価値を感じています。

夫も現在の会社員を続けることを希望しています。

もちろん、今の働き方には変えたい部分があります。残業を減らしたい、家族との時間を増やしたいなど、「働き方」を変えたいという思いはあります。

でも、「仕事そのものをなくしたい」というわけではありません。

だから、私たちが目指しているのは、早く仕事を辞める「RE」そのものではないのです。

目指しているのは「働かなくてもいい状態」

私たちが本当に欲しいのは、「働かなければ生活できない」という状態から抜け出すことです。

生活のために、どんな仕事でも我慢して続けなければならない。

残業を断りたくても、収入が必要だから断れない。

家族との時間を増やしたくても、仕事を優先せざるを得ない。

そんな状態ではなく、

・働かなくても生活できる。
・でも、働きたいなら働ける。

そんな状態を作りたいと考えています。

FIを達成していれば、仕事を続けることも、働く時間を減らすことも、別の仕事に挑戦することも、自分たちの状況に合わせて選べます。

私たちにとってFIとは、単に「お金持ちになること」でも「仕事を辞めること」でもありません。

お金を理由に、自分や家族の大切な時間を諦めなくていい状態を作ること。

それが、わが家が目指しているFIです。

▼わが家の家計管理とFIに向けた取り組みについては、こちらの記事でも紹介しています。
4人家族の家計管理|固定費見直しで貯まる仕組みと投資の始め方
家計のお金の流れを「見える化」する4つのステップ


なぜFIを目指すのか

では、なぜ私たちはFIを目指しているのでしょうか。

理由は、「仕事を辞めたいから」という単純なものではありません。

むしろ、私は今の仕事にやりがいを感じています。

それでも、今の働き方をこの先何十年も続けることには、少しずつ難しさを感じるようになりました。

そして、子どもたちの成長を考えたとき、「今とは違う働き方を選べるようになりたい」と思うようになったのです。

今の仕事が嫌いなわけではない

まず伝えておきたいのは、私は仕事そのものが嫌いなわけではないということです。

現在の仕事には、やりがいを感じています。

自分がこれまで身につけてきた知識や経験を活かせる場面もありますし、仕事を通じて新しいことを知ったり、自分のできることが増えたりすることにも楽しさを感じます。

職場の人間関係にも恵まれています。

困ったときに相談できる人がいたり、一緒に仕事を進められる人がいたりすることは、働くうえで大きな支えになっています。

また、テレワークができることも、子育てとの両立という意味ではありがたい環境です。

子どもたちを保育園に預けながら働くことができ、家にいられる時間が増えることで、出社中心の働き方よりも家庭との両立がしやすくなっています。

だからこそ、「仕事を辞めればすべて解決する」とは思っていません。

仕事から得られるやりがいや、人とのつながりも、私にとっては大切なものです。

それでも、今の働き方を何十年も続けるのは難しい

一方で、今の働き方をこのまま何十年も続けられるかと考えると、正直なところ難しいと感じています。

現在の職場では人手不足が続いていて、一人ひとりが担当する業務量も増えています。

その結果、残業も月45時間近くになることがあります。

また、定期的に部署異動が行われるため、仕事に慣れてきたと思っても2〜3年で環境が変わり、また1から仕事を覚えなくてはならず、負担が大きいです。

仕事が忙しいだけなら、ある程度は仕方がないと思えるかもしれません。

でも、私が特に気になっているのは、「この働き方を続けるために、自分の時間や睡眠時間を削らなければならない」ということです。

私は、朝の3~5時ごろに仕事をする働き方が自分には合っていると感じています。

子どもたちが寝ている時間に集中して仕事を進めることができれば、その分、日中や夕方は家族との時間に使えるからです。

ところが、現在の職場では、そうした時間帯に働くことを認めてもらうことができません。

結果として、仕事をする時間を確保するために、睡眠時間を削る必要が出てきます。

これは、短期間なら何とかできても、何十年も続けられる働き方ではありません。

さらに、世の中ではAIを活用して業務を効率化する動きが進んでいますが、私の職場ではAIの導入もまだ十分に進んでいません。

・人手が足りない。
・業務量は増える。
・残業も多い。
・それなのに、効率化できる部分まで人の手で対応している。

こうした環境で働き続けることに、「この先もずっとこの働き方でいいのだろうか」と考えるようになりました。

だからといって、今すぐ仕事を辞めたいわけではありません。

ただ、「今の働き方を続けるしかない」という状態からは、抜け出したいと思っています。

子どもが小学生になったら、家にいる時間を増やしたい

そして、もう一つ大きな理由があります。

それは、子どもたちが小学生になったら、今よりも家にいる時間を増やしたいということです。

子どもたちが保育園に通っている今は、夫婦ともに働くことができる貴重な時期だと考えています。

保育園という環境の中で子どもたちが過ごしてくれているからこそ、私たちも安心して仕事に集中できます。

でも、小学生になれば生活は大きく変わります。

朝は、子どもたちを「いってらっしゃい」と家から送り出したい。

学校から帰ってきたときには、「おかえり」と家で迎えてあげたい。

習い事が始まれば、送迎をしたり、子どもたちの頑張っている姿を見に行ったりもしたい。

家族で一緒に勉強する時間も作りたいです。

長期休暇には、旅行に出かけたり、子どもたちの自由研究を一緒に考えたりする時間も大切にしたい。

もちろん、すべてを親が付きっきりでやる必要はないと思っています。

子どもたちが成長して、自分でできることが増えていくのも嬉しいことです。

それでも、子どもたちが「一緒にやりたい」と思ってくれる時期に、仕事を理由にその時間を諦めたくありません。

子どもが小学生になることは、私にとって「働き方を見直すタイミング」でもあるのです。

▼習い事と教育費の家計への組み込み方については、こちらの記事でも紹介しています。
習い事は何個まで?教育費を家計に無理なく組み込む考え方
児童手当はどう使う?|わが家は特別扱いせず家計に組み込むスタイル

「お金のために働く」状態から抜けたい

私がFIを目指したいと思う一番の理由は、ここにあるのかもしれません。

「働きたいから働く」のではなく、

「生活のために、お金を得るために、今の働き方を続けなければならない」

という状態から抜けたいのです。

たとえば、家族との時間を増やしたいと思っても、収入が必要だから仕事を減らせない。

残業を減らしたいと思っても、仕事を辞めるわけにはいかない。

別の働き方を試してみたいと思っても、収入が下がるのが怖くて動けない。

そんな状態では、自分や家族にとって本当に大切なものを優先することが難しくなります。

だからこそ、先に経済的な土台を作っておきたい。

働かなくても生活できるだけの資産があれば、「この仕事を続けなければ生活できない」という制約がなくなります。

仕事を続けてもいい。

働く時間を減らしてもいい。

別の仕事に挑戦してもいい。

一度仕事を離れてもいい。

そのときの家族の状況や、自分の気持ちに合わせて選べるようになります。

つまり、私たちにとってFIは、仕事から逃げるためのものではありません。

自分たちに合った働き方を選ぶための土台です。

「働かなければならない」から、「働くことを選べる」へ。

その選択肢を持つために、私たちはFIを目指しています。


わが家が目指す「FI」の状態

では、実際にFIを達成したら、わが家はどのような生活をしたいのでしょうか。

夫婦で同じ働き方をする必要はないと思っています。

夫には夫の希望があり、私には私の希望があります。

だからこそ、FIを達成した後は、それぞれが自分に合った働き方を選べる状態を作りたいと考えています。

夫は会社員を続ける

夫は、基本的には現在の会社員を続ける予定です。

今のところ、50歳くらいまでは働くことを考えています。

もちろん、FIを達成したからといって、すぐに仕事を辞めるつもりはありません。

現在の仕事を続けながら、できるだけ残業をしない働き方に変えていきたいと考えています。

今の会社で働くこと自体には大きな不満があるわけではありません。

だからこそ、生活のために無理をして働き続けるのではなく、「この働き方なら続けたい」と思える範囲で働いていければ十分です。

そして、FIを達成することで、「辞めようと思えば、いつでも辞められる」という状態を作っておきたいと思っています。

会社を辞めるつもりがなくても、辞められるという選択肢があるだけで、仕事に対する気持ちは大きく変わるはずです。

「辞めたら生活できないから、何があっても続けなければならない」のではなく、

「続けたいから続けている。もし続けたくなくなったら辞めてもいい。」

そんな状態で働けることが、夫にとってのFIなのだと思います。

私は家族を優先した働き方へ

一方、私はFIを達成したら、家族を優先した働き方に変えていきたいと考えています。

特に大切にしたいのが、朝と夕方の時間です。

子どもたちが学校へ行く朝には家から送り出し、学校から帰ってきたときには「おかえり」と迎えられる。

習い事の送迎をしたり、家族で一緒に過ごしたりする時間も確保する。

そんな生活をしたいと思っています。

ただ、だからといって、必ず会社員を辞めると決めているわけではありません。

もし会社が、子どもたちの生活に合わせた働き方を認めてくれるのであれば、会社員を続けたいと思っています。

たとえば、残業をしないことや、朝・夕方の時間を家族のために使えること。

そうした働き方ができるのであれば、今の仕事で培ってきた経験や人とのつながりを活かしながら働き続けたいです。

一方で、会社員として働き続けるために、家族との時間や睡眠時間を削らなければならないのであれば、退職することも選択肢に入ります。

その場合は、パートなど、より負担の少ない働き方を探したいと思っています。

また、在宅ワークにも挑戦したいと考えています。

今までの仕事で身につけた経験を活かしながら、ブログやWebライティングなど、自分で時間を調整しやすい仕事にも取り組んでみたいです。

収入を最大化することが目的ではありません。

家族との時間を確保したうえで、自分自身も仕事や社会とのつながりを持てる。

そんな働き方が理想です。

夫婦ともに「働かなくてもいい」が、働くことは選べる

ここまで読んでいただくと、わが家が目指している「FI」が少し見えてくるかもしれません。

FIを達成したからといって、夫婦そろって仕事を辞めるわけではありません。

夫は会社員を続ける。

私は家族を優先しながら、会社員を続けるか、パートや在宅ワークなど別の働き方に変える。

そのときの状況に合わせて、それぞれが選択します。

つまり、私たちにとってFIとは、「無職になること」ではありません。

「働かなくても生活できる」という経済的な土台を作ったうえで、働くかどうか、どのくらい働くか、どんな仕事をするかを自分たちで選べる状態です。

夫婦ともに、「働かなくてもいい」。

でも、働きたいなら働いていい。

今の仕事を続けてもいいし、働く時間を減らしてもいい。

別の仕事に挑戦してもいい。

必要になれば、また働く時間を増やしてもいい。

そんなふうに、人生の状況に合わせて働き方を変えられることこそ、私たちがFIによって手に入れたいものです。

FIは、仕事をなくすためではなく、仕事に人生を縛られないための選択肢を作ること。

それが、わが家が目指しているFIの状態です。

▼共働き夫婦のお金管理の考え方については、こちらの記事でも紹介しています。
共働き夫婦のお金管理|財布は別?一緒?わが家が「一括管理」を選んだ理由
4人家族の家計改善ロードマップ|固定費・食費・投資まで完全ガイド


わが家のFIに向けた目標は「投資資産1億円」

では、FIを実現するために、わが家ではどのくらいの資産を目標にしているのでしょうか。

現在、私たちが一つの目安としているのが、投資資産1億円です。

ただし、1億円を達成した瞬間に仕事を辞めたり、投資資産を取り崩して生活したりするわけではありません。

「1億円を作ること」と「FIとして資産を使い始めること」は、別の段階として考えています。

現在の投資資産は約7,000万円

現在、私は36歳です。

2026年時点で、わが家の投資資産は約7,000万円あります。

これまで夫婦でコツコツと投資を続けてきた結果、少しずつ資産が大きくなってきました。

現在も、毎月定額の投資を続けています。

もちろん、投資なので毎年必ず増えるわけではありません。

相場が下落すれば、資産額が大きく減ることもあります。

それでも、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期で資産を育てていくことを基本にしています。

そして、まずは「投資資産1億円」という一つの区切りを目指しています。

1億円+現金2,000~3,000万円を目指す

わが家が目指しているのは、単純に「資産1億円」ではありません。

具体的には、

・投資資産:1億円
・現金:2,000~3,000万円

という状態を一つの目標にしています。

投資資産だけを大きくして、手元の現金がほとんどない状態にはしたくありません。

生活防衛資金として、ある程度まとまった現金を確保しておきたいと考えています。

また、わが家は住宅ローンがありません。

そのため、住宅ローンの返済という大きな固定費を抱えずに生活できることも、FIを考えるうえで大きなポイントになっています。

▼住宅を一括購入した経緯や、住居費を抑える考え方については、こちらの記事でも紹介しています。
住宅ローンを組まずに家を一括購入した話|わが家が実践したお金の貯め方
住居費を最小化する戦略|寮・社宅・一括購入という選択

日々の生活費を把握し、必要な生活防衛資金を確保したうえで、余裕資金を投資に回す。

これまで続けてきた家計管理をそのまま継続しながら、投資資産1億円を目指していきます。

1億円を達成しても、すぐには取り崩さない

ここは、わが家のFI計画の中でも特に重要な部分です。

投資資産1億円を達成したからといって、すぐに使い始めるわけではありません。

私たちが考えているのは、

1億円を作る

その後も約10年間育てる

必要になったら取り崩して使う

という流れです。

たとえば36歳の現在から資産形成を続け、どこかのタイミングで投資資産1億円を達成したとしても、そこで「これでFI達成!」として取り崩しを始めるのではありません。

その後もできるだけ資産を運用しながら、時間を味方につけて育てていきます。

なぜなら、私たちが本格的に資産を使いたいと考えているのは、もう少し先だからです。

子どもたちが高校や大学へ進学する時期には教育費が大きくなりますし、その後は夫婦の生活費や旅行、住宅の修繕など、まとまった支出も出てきます。

だからこそ、「必要になる前に資産を作っておく」ことが大切だと考えています。

1億円は、わが家にとって「すぐに使うためのお金」ではありません。

将来の選択肢を増やすための土台として、時間をかけて育てていく資産です。

そして、実際に資産を使う時期が来たら、必要な分だけ少しずつ取り崩していく。

一気に使い切るのではなく、運用を続けながら、教育費や生活費など、その時々に必要なところへ資産を振り分けていくつもりです。

つまり、わが家にとっての「1億円」はゴールそのものではありません。

1億円を作ることが、FIに向けた大きな土台づくり。

そして、その土台をさらに時間をかけて育て、必要なときに使えるようにしておく。

そんな長期的な計画で、FIを目指しています。


なぜ「1億円」なのか

では、なぜわが家は「投資資産1億円」を目標にしているのでしょうか。

1億円という数字に、特別な意味があるわけではありません。

わが家の生活費や教育費、これから先に必要になるお金を考えたときに、「このくらいあれば、働き方を大きく変えても生活を維持できそう」と考えて設定した一つの目安です。

もちろん、資産運用には将来の不確実性があります。

「1億円あれば絶対に大丈夫」というものではありません。

それでも、現在の家計や今後の支出を考えると、わが家にとっては現実的な目標だと考えています。

3%取り崩しなら年間300万円

投資資産1億円を目標にしている理由の一つが、取り崩し額のイメージです。

仮に1億円の投資資産から、毎年3%を取り崩すとすると、

1億円 × 3% = 年間300万円

となります。

1億円の3%にあたる年間300万円を、資産から取り崩す場合の一つの目安として考えています。

もちろん、これは「3%なら必ず大丈夫」という意味ではありません。

市場の状況や運用期間、インフレ、取り崩すタイミングなどによって、資産の減り方は変わります。

そのため、わが家では3%を「絶対に守られるルール」として考えているわけではありません。

あくまで、「1億円あれば、年間300万円程度を一つの目安として資産から取り出せる」という、わが家の計画上のイメージです。

さらに、わが家の場合は、FIを達成した後も夫が働く予定ですし、私も完全に仕事を辞めるとは限りません。

そのため、生活費のすべてを投資資産の取り崩しだけで賄うことを想定しているわけではありません。

教育費にも余裕を持たせたい

もう一つ大きな理由が、子どもたちの教育費です。

わが家には2人の子どもがいます。

大学までの教育費について、私たちはかなり余裕を持って考えており、子ども1人あたり3,000万円、2人で最大6,000万円程度を一つの想定としています。

実際にそこまでかかるかどうかは、進学先や大学生活の過ごし方によって大きく変わります。

公立なのか私立なのか。

自宅から通うのか、一人暮らしをするのか。

大学院へ進むのか。

その時になってみなければ分からないこともたくさんあります。

だからこそ、「教育費はこれだけあれば十分」とギリギリの金額で考えるのではなく、ある程度余裕を持って準備しておきたいと思っています。

そして、仮に想定していた6,000万円を超えるような教育費が必要になったとしても、そこで家計やFIの計画が破綻しないようにしておきたい。

そのためにも、1億円という大きな投資資産を作っておくことに意味があると考えています。

50歳以降の生活費や住宅修繕にも使う

投資資産1億円は、教育費だけのために準備するものでもありません。

子どもたちが成長した後には、私たち夫婦の生活も続いていきます。

日々の生活費はもちろん、

・生活費
・娯楽費
・教育費
・住宅の修繕費
・その他の将来支出

など、さまざまなお金が必要になります。

特に住宅については、現在住宅ローンはありませんが、家は時間が経てば修繕や設備交換が必要になります。

また、子どもたちが大きくなれば、家族旅行の形も変わってくるでしょう。

子どもたちが自立した後には、夫婦2人で旅行することも楽しみたいと思っています。

FIを達成した後は、こうした「今すぐではないけれど、将来必要になるお金」にも、投資資産を活用していくつもりです。

だからこそ、単純に「老後までのお金」だけを考えるのではなく、教育費から夫婦の生活費、住宅修繕、娯楽まで含めて、長い期間を支えられる資産を作っておきたいと考えています。

1億円を達成したら「増やす」から「使う」へ

そして、投資資産が1億円に到達したら、わが家のお金との付き合い方も少し変える予定です。

これまでは、「できるだけ資産を増やす」ことを優先してきました。

収入から生活費などを引いて、残ったお金をできるだけ投資に回す。

NISAなどの非課税制度を優先して使い、それでも余裕があれば課税口座でも投資する。

そんな形で資産形成を進めてきました。

しかし、1億円を一つの区切りとして、そこから先は「増やすこと」だけを目的にしないようにしたいと思っています。

積極的な追加投資は、基本的には終了する予定です。

ただし、すべての投資をやめるわけではありません。

子どもの資産形成のためのNISAや、老後資金としてのiDeCoは継続していきます。

また、勤務先の企業型DCについても、会社からの拠出分は引き続き積み立てられる予定です。

つまり、

「投資を完全にやめる」のではなく、「資産を増やすことを最優先する段階」から、「必要なところに資産を使っていく段階」へ移る

というイメージです。

これまで貯めてきたお金を、ただ数字として増やし続けるのではなく、家族との時間や子どもたちの教育、これからの暮らしのために使っていく。

それも、FIを目指す大切な目的の一つです。

1億円はゴールであり、スタートライン

ここまで書いてきたように、わが家にとって1億円は単なる「大きな貯金額」ではありません。

これまで続けてきた「積極的に資産を増やす」という資産形成においては、1億円が一つのゴールです。

でも、それと同時に、FIに向けてはスタートラインでもあります。

1億円を作る。

その資産をさらに時間をかけて育てる。

そして、子どもたちの教育費や夫婦の生活費、住宅修繕など、必要になったときに少しずつ使っていく。

その資産があるからこそ、仕事を続けるか、働く時間を減らすか、別の働き方に変えるかを、自分たちで選べるようになります。

だから、私たちが本当に欲しいのは「1億円」という数字そのものではありません。

1億円は、わが家にとって「資産形成のゴール」であると同時に、「働き方を変えるためのスタートライン」です。

これまで「増やす」ことを頑張ってきたお金を、これからは「どう使うか」「どんな人生を選ぶか」のために活かしていきたい。

それが、わが家にとっての1億円です。


教育費もFIの計画に組み込む

子どもが2人いるわが家にとって、FIを考えるうえで教育費は大きな支出の一つです。

だからこそ、「FIを達成した後に教育費をどうするか」ではなく、最初から教育費も含めてFIの計画を立てています。

教育費がいくらかかるか分からないからFIを目指せない、というのではなく、ある程度余裕を持った金額を想定して、あらかじめ資産計画に組み込んでおく。

それが、わが家の考え方です。

社会人になるまでは教育費を親が負担

わが家では、子どもたちが社会人になるまでは、基本的に教育にかかる費用を親が負担する予定です。

高校や大学の学費はもちろん、進学に必要な費用についても、できるだけ親が準備しておきたいと考えています。

子どもが「お金がないから、この進路は諦めよう」と考えることがないようにしたいからです。

一方で、大学生になってからの娯楽費などについては、本人にもある程度負担してもらうつもりです。

大学生になればアルバイトなど、自分でお金を稼ぐ経験もできます。

自分で働いて得たお金を、自分の好きなことに使う。

そうした経験も大切だと思っています。

そのため、教育を受けるために必要なお金は親が準備し、大学生活の中で自分で選んで使うお金は本人がアルバイトなどで賄うという線引きを考えています。

1人3,000万円を想定

教育費については、わが家では子ども1人あたり3,000万円を一つの目安として想定しています。

2人合わせると、最大で6,000万円程度です。

もちろん、実際にそこまで必要になるとは限りません。

進学する学校や、自宅から通うのか一人暮らしをするのかなどによって、必要な金額は大きく変わります。

それでも、あえて大きめの金額を想定しています。

「これくらいあれば、かなり幅広い進路を選べる」という状態を作っておきたいからです。

教育費をできるだけ抑えることだけを考えるのではなく、お金を理由に子どもたちの進路の選択肢を狭めないことを優先したいと思っています。

もちろん、子ども自身がどんな道を選ぶかは、その時になってみなければ分かりません。

大学に進学するのか。

専門学校など別の道を選ぶのか。

自宅から通うのか。

一人暮らしをするのか。

どんな選択をしたとしても、ある程度対応できるように、最初から余裕を持った金額を見込んでいます。

もちろん、6,000万円を一度に支出するわけではありません。教育費が必要になるまでの運用期間や、その間の収入も含めて、長期的に準備していく予定です。

そして、仮に1人3,000万円を超えるような教育費が必要になったとしても、わが家のFI計画そのものが崩れないようにしておきたいと考えています。

教育費は投資資産から計画的に取り崩す

では、その教育費をどこから出すのか。

わが家では、将来的に投資資産を計画的に取り崩して使うことを考えています。

現在保有している投資資産には、特定口座で運用しているものや、ジュニアNISA、旧つみたてNISAなどがあります。

教育費が必要になる時期には、こうした資産を優先的に活用していく予定です。

特に、教育費のように使う時期がある程度予測できるお金については、必要になる直前まで株式市場に置き続けるのではなく、数年前から必要額を現金化しておくなど、計画的に準備していきたいと思っています。

「大学入学直前に相場が大きく下落して、教育費が足りない」という状況は避けたいからです。

そのため、投資資産をただ持ち続けるのではなく、

必要になる時期を逆算して、必要な分だけ少しずつ現金化する。

そんな使い方を考えています。

これまで資産形成のために投資してきたお金を、今度は子どもたちの教育という、わが家にとって大切な目的のために使っていく。

投資資産を「増やすためのお金」だけではなく、「人生の選択肢を広げるためのお金」として活用していきたいと思っています。

「教育費があるからFIできない」とならないために

子どもが2人いるわが家にとって、教育費は決して小さな支出ではありません。

だからこそ、FIを考える段階から教育費を無視することはできません。

わが家では、

・投資資産1億円を目指す
・現金2,000~3,000万円を確保する
・1億円を達成しても、すぐには取り崩さず約10年間運用する
・教育費が必要になったら、投資資産から計画的に取り崩す

という設計で考えています。

1億円を作って終わりではなく、そこからさらに時間をかけて資産を育てる。

その間にも夫婦が働いて収入を得ることができますし、現金も別に確保しています。

だから、教育費が大きくなったとしても、「教育費があるからFIは無理」と最初から諦めるのではなく、教育費まで含めてFIを考えることができます。

私たちが目指しているのは、教育費を削ってFIを達成することではありません。

子どもたちに必要な教育を受けさせながら、家族の生活も守り、そのうえで自分たちの働き方も選べるようにすること。

そのために、教育費も含めた長期的な資産計画を作っています。

FIは「生活費だけを資産で賄えればいい」というものではありません。

これから家族に必要になるお金まで含めて考えてこそ、わが家にとってのFIなのだと思っています。

▼教育費の準備方法については、こちらの記事でも紹介しています。
教育費の貯め方|時間を味方につけて無理なく準備する方法
学資保険はいらない?我が家が教育費をNISAで準備する理由
習い事は何個まで?教育費を家計に無理なく組み込む考え方


FIを目指すために、これまでやってきたこと

ここまでFIについて書いてきましたが、私たちがこれまで特別なことをしてきたわけではありません。

一気に大きな資産を作ったわけでも、特別な投資方法を実践しているわけでもありません。

やってきたことは、とてもシンプルです。

家計を整えて、支出を把握し、余ったお金をコツコツ投資する。

これを繰り返してきました。

家計を見直して固定費を下げた

まず取り組んだのが、家計の見直しです。

毎月なんとなくお金を使うのではなく、「本当に必要な支出なのか」を一つずつ確認しました。

特に、毎月のように発生する固定費は、一度見直せばその後も効果が続きます。

無理に生活の楽しみを削るのではなく、必要のない固定費を減らし、浮いたお金を将来のために回す。

こうした家計管理については、以前の記事で詳しく紹介しています。

4人家族の家計管理|固定費見直しで貯まる仕組みと投資の始め方
固定費を見直す順番|家計を楽にする5つのポイント【まずここから】

毎月の支出を把握した

固定費を見直すためにも、まずは「わが家が実際に毎月いくら使っているのか」を把握することから始めました。

食費や日用品、通信費、水道光熱費、娯楽費、習い事など、毎月の支出を記録していくと、自分たちが何にどのくらいお金を使っているのかが見えてきます。

家計を整えるうえで大切なのは、「世間一般の平均はいくらか」だけではなく、自分たちの家庭では実際にいくら必要なのかを知ることだと思っています。

わが家の家計や生活費については、こちらの記事で詳しくまとめています。

共働き4人家族の家計簿公開|わが家のお金の使い方
4人家族の生活費はいくら?平均とわが家のリアル家計

生活防衛費を確保した

投資を始める前に、生活防衛費も確保しました。

投資は長期的に続けることを前提にしていますが、人生ではいつ急な支出が発生するか分かりません。

病気やケガ、仕事を休むこと、家電の故障、住宅の修繕など、予定していなかったお金が必要になることもあります。

そのため、投資に回すお金とは別に、すぐに使える現金を確保しています。

わが家では、実際の生活費をもとに必要な生活防衛費を考えています。

生活防衛費はいくら必要?共働き4人家族のリアルな設定額を公開

余ったお金を投資に回した

家計を整えて、毎月どのくらいのお金が必要なのかが分かるようになると、「今月いくら余るのか」も見えるようになります。

そこで、生活に必要なお金と生活防衛費を確保したうえで、余裕のあるお金を投資に回してきました。

わが家では、夫婦それぞれが長期的な資産形成を目的として投資を続けています。

私がオルカンに投資している理由や、これまでのNISAでの資産形成については、こちらの記事でも紹介しています。

投資を始める人へ|共働き子育て家庭におすすめのシンプルな始め方

新NISAの始め方|初心者でも迷わない5ステップ

非課税制度を優先して使った

そして、投資をするうえで意識してきたのが、NISAやiDeCoなどの非課税制度です。

同じ金額を投資するのであれば、税制上のメリットを受けられる制度をできるだけ活用したい。

そのため、まずは利用できる非課税制度を優先して使い、それでも投資に回せる余裕があれば課税口座も利用する、という考え方で資産形成を進めてきました。

NISAやiDeCoについても、それぞれ詳しく記事にしています。

新NISAの始め方|初心者でも迷わない5ステップ

特別なことをしたわけではない

こうして振り返ってみると、私たちがFIを目指すためにやってきたことは、決して特別なものではありません。

家計を見直す。

毎月の支出を把握する。

生活防衛費を確保する。

余ったお金を投資に回す。

そして、NISAやiDeCoなどの非課税制度を優先して使う。

家計を整え、余剰資金を投資する。

それを一度やって終わりではなく、何年も積み重ねてきました。

資産形成は、何か特別な方法を見つければ一気に進むものではないのかもしれません。

わが家の場合も、日々の家計管理と長期的な投資を地道に続けてきた結果、少しずつ資産が大きくなってきました。

そして、その積み重ねが、今では「働き方を選べる未来」を考えられるところまで、私たちを連れてきてくれました。

これからも基本的な考え方は変えず、家計を整えながら、必要なところにはお金を使い、余裕のあるお金は長期的に運用していきたいと思っています。


FIを達成したら、どんな暮らしをしたいのか

ここまで、投資資産1億円や教育費など、FIに向けた「お金」の話をしてきました。

でも、私たちが本当に欲しいのは、1億円という数字そのものではありません。

その先にある、時間の使い方や家族との暮らしです。

お金の不安を減らすことができたら、今よりも家族との時間を増やしたい。

子どもたちが小さい今だからこそできることを楽しみたい。

そして、子どもたちが自立した後には、夫婦それぞれの人生も楽しみたい。

FIを目指す理由は、そんな未来を作るためです。

朝と夕方は家族と過ごす

まず大切にしたいのが、朝と夕方の時間です。

子どもたちが小学生になったら、朝は家から送り出したいと思っています。

「いってらっしゃい」と声をかけて、子どもたちが学校へ向かうのを見送る。

そして夕方、学校から帰ってきたときには「おかえり」と迎える。

今は保育園に通っているので、決まった時間に送迎をしていますが、小学生になると生活の形も変わります。

習い事が始まれば、その送迎をすることもあるでしょう。

子どもが「今日はこんなことがあったよ」と話してくれる時間も大切にしたいです。

もちろん、子どもが成長すれば、親がすべて付き添う必要はなくなっていきます。

それでも、まだ親を必要としてくれる時期に、できるだけそばにいたい。

そのためにも、朝と夕方を仕事に縛られない生活を作りたいと思っています。

家族で毎日少しだけ学ぶ

もう一つやりたいのが、家族で一緒に学ぶ時間を作ることです。

といっても、毎日何時間も勉強するようなものではありません。

1日30分くらい、一緒に机に向かう時間を作れたらいいなと思っています。

子どもたちは学校の宿題や勉強をする。

その隣で、私も自分の勉強をする。

分からないところがあれば一緒に考える。

そんな時間を日常に取り入れたいです。

また、学校の勉強だけではなく、子どもたちが興味を持ったことも一緒に楽しみたいと思っています。

特に長期休暇の自由研究などは、子どもが「これを調べてみたい」と思ったことを、一緒に調べたり、実際に見に行ったりしてみたい。

親が答えを教えるのではなく、「じゃあ、一緒に調べてみよう」と言える時間を持ちたいのです。

こうした何気ない時間も、子どもたちが大きくなれば自然と減っていくのだと思います。

だからこそ、今のうちに大切にしたいと思っています。

子どもが小さいうちに旅行する

そして、子どもたちが小さいうちに、家族でたくさん旅行もしたいです。

日本各地に出かけて、実際にその土地を見たり、食べたり、体験したりする。

子どもたちが「行ってみたい」と言った場所には、できるだけ連れて行ってあげたいと思っています。

特に、中学校に入学する前の時期は、家族旅行を積極的に楽しみたいと考えています。

中学生、高校生になれば、部活動や友達との予定など、子ども自身の世界もどんどん広がっていくでしょう。

家族4人で予定を合わせて旅行できる機会は、今より少なくなるかもしれません。

だからこそ、子どもたちがまだ小さい今の時間を大切にしたい。

旅行そのものも楽しみですが、それ以上に、家族4人で過ごした時間を思い出として残したいと思っています。

「昔、家族でここに行ったね」

そんなふうに、何年後かに子どもたちと話せる思い出がたくさんあったら嬉しいです。

子どもが自立したら夫婦2人で旅行する

一方で、子どもたちが自立した後には、夫婦2人の時間も楽しみたいと思っています。

50歳以降、子育てが一段落したら、今度は夫婦で旅行をしたいです。

子どもたちが小さいうちは、旅行先も移動時間も、どうしても子ども中心になります。

それはそれで楽しいのですが、子どもたちが大人になったら、今度は夫婦2人で行きたい場所へ行ってみたい。

国内だけでなく、時間があれば海外にも行ってみたいと思っています。

子どもたちが自立した後も、夫婦として一緒に楽しめることをたくさん作っておきたい。

FIは、子どもたちとの時間だけではなく、子育てが終わった後の夫婦の人生も楽しむための準備でもあります。

自分自身も人生を楽しむ

そして、家族との時間だけでなく、私自身の人生も楽しみたいと思っています。

子どもたちのために時間を使うことはもちろん大切です。

でも、親になったからといって、自分のやりたいことをすべて後回しにする必要はないと思っています。

たとえば、習い事を始めてみたい。

以前から興味のある楽器にも挑戦してみたい。

ブログも続けたい。

そして、ブログやWebライティングなどを通じて、事業所得を得ることにも挑戦してみたいです。

それが大きな収入にならなくても構いません。

「自分がやってみたい」と思ったことに、時間を使えることが嬉しいのです。

会社員として働くことも、パートとして働くことも、ブログや事業に挑戦することも、全部選択肢にできる。

そんな状態を作れたら理想です。

FIを達成したら、何もしない毎日を送りたいわけではありません。

むしろ、「やらなければならないこと」ではなく、「やりたいこと」に時間を使える人生にしたいと思っています。

家族との時間を増やす。

子どもたちと学ぶ。

一緒に旅行する。

子どもたちが自立したら夫婦で旅行する。

そして、自分自身も新しいことに挑戦する。

そのために必要なのは、必ずしも大きなお金だけではありません。

自分で使い方を決められる「時間」と「選択肢」です。

私たちがFIを目指しているのは、まさにその時間と選択肢を手に入れるためなのです。

▼習い事を家計に無理なく組み込む考え方については、こちらの記事でも紹介しています。
習い事は何個まで?教育費を家計に無理なく組み込む考え方
児童手当はどう使う?|わが家は特別扱いせず家計に組み込むスタイル


FIを達成しても、私は働きたい

ここまで読むと、「FIを達成したら、仕事を辞めるのでは?」と思われるかもしれません。

でも、私自身はFIを達成しても、働きたいと思っています。

これは、ここまで書いてきたことと矛盾しているように感じるかもしれません。

でも、私にとってFIは「働かなくなること」が目的ではありません。

働かなければならない状態から抜けて、働くかどうかを自分で選べるようになること。

だからこそ、FIを達成した後も、私は自分に合った形で仕事を続けたいと思っています。

仕事が嫌なのではない

そもそも、私が仕事を辞めたいと思っているのは、仕事そのものが嫌だからではありません。

これまで書いてきたように、今の仕事にはやりがいを感じています。

自分の知識や経験を活かせることもありますし、仕事を通じて新しいことを学ぶこともあります。

大変なこともありますが、「働くこと」そのものに嫌悪感があるわけではありません。

私が変えたいのは、仕事の有無ではなく、働き方です。

家族との時間や睡眠時間を削らなければ続けられない働き方ではなく、自分の生活に無理なく組み込める働き方に変えていきたい。

そのためにFIという選択肢を持ちたいのです。

社会とのつながりを持ちたい

もう一つ、私が働きたいと思う理由があります。

それは、社会とのつながりを持っていたいからです。

家族と過ごす時間はもちろん大切です。

でも、家族以外の人と話したり、新しい人と出会ったり、仕事を通じて社会と接したりする時間も、私にとっては大切だと思っています。

仕事をしていると、普段の生活では出会わない人と関わる機会があります。

自分とは違う考え方に触れることもあります。

新しい知識を得たり、「こんな考え方もあるんだ」と刺激を受けたりすることもあります。

そうした経験は、単純にお金を稼ぐことだけでは得られないものです。

だから、FIを達成したからといって、家にずっといる生活をしたいわけではありません。

適度に外へ出て、人と話して、社会とつながっている。

そんな時間も持ちたいと思っています。

「稼ぐため」から「楽しむため」に働く

FIを達成した後は、仕事に対する考え方も変わると思っています。

今は、生活するために収入が必要です。

そのため、多少無理をしてでも働かなければならない場面があります。

でも、FIを達成すれば、「この金額を稼がなければ生活できない」という制約がなくなります。

そうなったら、仕事を選ぶ基準も変わるはずです。

たとえば、週3~5日程度のパートとして働く。

勤務時間も、できるだけ昼間の無理のない時間帯にする。

収入額を最大化することは、そこまで重視しない。

もちろん、お金をもらえるのは嬉しいです。

でも、それ以上に、

・人と話す
・ 社会とのつながりを持つ
・外に出て体を動かす
・新しいことを知る
・仕事を通じて刺激を受ける

といったことにも価値を感じると思います。

つまり、FI後の私にとって仕事は、「生活のために稼がなければならないもの」から、「自分の人生を豊かにするために選ぶもの」へ変わっていくのだと思います。

お給料がいくらなのかだけではなく、「この仕事をしていて楽しいか」「無理なく続けられるか」「家族との時間を確保できるか」ということを基準に選びたい。

そんな働き方をしてみたいです。

働くことも、働かないことも選べる

そして、これこそが私にとってのFIの一番大きな意味です。

働きたければ働く。

働きたくなければ、働かない。

働く時間を減らしたければ、減らす。

別の仕事に挑戦したければ、挑戦する。

そのどれも、自分たちで選べる。

生活のために「働かなければならない」という前提がなくなれば、仕事との向き合い方そのものが変わります。

今の会社で働き続けることも選べる。

パートになることも選べる。

在宅ワークに挑戦することも選べる。

しばらく仕事を休むことも選べる。

そして、また働きたくなったら働けばいい。

私が欲しいのは、仕事のない人生ではありません。

仕事をするかどうかを、自分の意思で決められる人生です。

だから、FIを達成しても私は働きたい。

ただし、「生活のために働かなければならない」のではなく、**「働きたいから働く」**という形で。

それが、私にとってのFIです。


FIを目指すうえで、不安はないのか

ここまでFIについて書いてくると、

「そんなに資産を取り崩して、本当に大丈夫なの?」

「将来、投資が思ったように増えなかったら?」

と感じる方もいるかもしれません。

もちろん、私たちも未来がどうなるのかを完全に予測できるとは思っていません。

投資には値下がりするリスクがありますし、教育費や生活費が想定以上にかかる可能性もあります。

だからこそ、FIを考えるときには、できるだけ楽観的な条件だけで計画しないようにしています。

厳しめの運用条件で考えている

わが家の資産計画では、投資資産の運用について、年利3%を一つの想定として考えています。

さらに、将来の物価上昇についてはインフレ率2%を想定しています。

投資をしていると、過去の平均的なリターンなどをもとに「これくらい増えるだろう」と考えたくなることもあります。

でも、実際の運用では毎年同じように増えるわけではありません。

大きく上昇する年もあれば、資産が大きく減る年もあります。

そのため、将来の資産額を考えるときには、できるだけ楽観的になりすぎないようにしています。

「思ったより増えたらラッキー」くらいに考えて、少し厳しめの条件でも生活が成り立つように計画しておく。

それが、わが家の基本的な考え方です。

教育費にも余裕を持たせている

教育費についても、できるだけ余裕を持った想定にしています。

先ほど書いたように、子ども1人あたり3,000万円、2人で最大6,000万円程度を一つの目安として考えています。

実際には、ここまで必要にならない可能性もあります。

それでも、最初から少なめに見積もるのではなく、「かなりかかるかもしれない」という前提で準備しておく。

そうすることで、想定を超える教育費が必要になった場合にも、ある程度対応できるようにしておきたいと思っています。

また、教育費が必要になる時期には、投資資産を計画的に現金化していくつもりです。

必要な時期をあらかじめ考えておけば、相場が大きく下落したタイミングで慌てて資産を売却するリスクも減らせます。

「教育費はこれくらいかかるかもしれない」と先に想定しておくことも、FIを目指すうえでは大切だと考えています。

完全な無収入にはしない

そして、わが家のFI計画では、夫婦2人とも完全に仕事を辞めて、収入がゼロになることを前提にはしていません。

夫はFIを達成した後も、基本的には会社員を続ける予定です。

私も、家族を優先できる働き方に変えながら、パートや在宅ワークなどを続けたいと思っています。

さらに、ブログやWebライティングなどを通じて、事業所得を得ることにも挑戦したいです。

もちろん、これらの収入が将来どのくらいになるかは分かりません。

だから、将来の収入を「必ずこれだけ稼げる」と計画に組み込んでいるわけではありません。

ただ、投資資産だけにすべてを頼るのではなく、夫の給与、パート収入、事業所得など、複数の収入源を持てる可能性があることは、わが家にとって大きな安心材料です。

FIとは、「資産収入だけで一切働かなくてもいい状態」を作ることだけではありません。

働かなくても生活できる土台があり、そのうえで少しでも収入を得られるのであれば、資産を取り崩すスピードを抑えることもできます。

公的保障も含めてリスクを考える

また、将来の生活を考えるときには、自分たちの資産だけですべてを支えなければならないとは考えていません。

日本で生活している以上、健康保険や年金などの公的な保障もあります。

もちろん、公的保障だけで将来の生活費をすべて賄えるとは考えていません。

それでも、病気やケガなど、人生で起こり得るさまざまなリスクに対して、すべてを自分たちの資産だけで備える必要があるわけではありません。

自分たちで準備する資産。

働くことで得られる収入。

そして、公的な保障。

こうしたものを組み合わせながら、リスクを考えています。

もちろん未来を完全に予測することはできません。

投資のリターンが想定を下回ることもあるでしょう。

教育費や生活費が想定以上になることもあるかもしれません。

予定していた働き方ができなくなる可能性もあります。

それでも、最初から「何も起こらない」という前提で計画しているわけではありません。

年利3%・インフレ2%という厳しめの運用条件で考える。

教育費には余裕を持たせる。

完全な無収入にはしない。

現金も確保する。

そして、必要に応じて公的な保障も活用する。

そうやって想定できるリスクを一つずつ考えたうえで、わが家では「働き方を選べる状態」を目指しています。

FIは、未来を完全にコントロールすることではありません。

不確実な未来に対して、できるだけ選択肢を残しておくこと。

それが、私たちにとってのFIなのだと思っています。

▼資産が増えたタイミングで保険を見直した経緯については、こちらの記事でも紹介しています。
資産が増えたので保険を見直した|共働き4人家族が残したものとやめたもの


わが家が本当に欲しいのは「1億円」ではない

ここまで、投資資産1億円という目標について書いてきました。

でも、ここまで読んでいただいて分かるように、わが家が本当に欲しいのは「1億円」そのものではありません。

1億円は、あくまで手段です。

その先にある、「どんな暮らしをしたいのか」「どんな人生を送りたいのか」のほうが、私たちにとってはずっと大切です。

お金を増やすことが目的ではない

資産形成を始めたばかりの頃は、資産の数字が増えていくことが嬉しくて、できるだけ多くのお金を投資に回すことを意識していました。

今でも、資産が増えていくのを見るのは嬉しいです。

でも、資産形成を続けてきたことで、少しずつ考え方が変わってきました。

お金は、増やすこと自体が目的ではない。

お金は、何かをするための手段です。

家族で旅行に行くため。

子どもたちがやりたいことを応援するため。

自分がやってみたいことに挑戦するため。

そして、家族と一緒に過ごす時間を作るため。

どれだけ資産が増えても、それを使って実現したいことが何もなければ、私にとってはあまり意味がありません。

だから、1億円を目指すことも、「1億円という数字を達成したいから」というより、その先の生活を選べるようにするためなのだと思います。

お金で何かを諦めなくていい生活

私が理想としているのは、何でも好きなだけ買えるような生活ではありません。

「これは本当にやりたいことだけれど、お金がかかるからやめておこう」

と、金額だけを理由に諦めることをできるだけ減らしたいのです。

たとえば、家族で旅行に行くこと。

子どもたちが「ここに行ってみたい」と言ったときに、家計を理由に毎回諦めるのではなく、「じゃあ行ってみよう」と言えるようにしたい。

子どもが興味を持ったことを学びたいと言ったときには、その機会をできるだけ与えてあげたい。

私自身も、興味を持った習い事を始めたり、楽器に挑戦したりしたい。

ブログや新しい仕事に挑戦するときも、「収入にならないからやめておこう」ではなく、「やってみたいからやってみよう」と思えるようになりたい。

もちろん、お金を無限に使えるわけではありません。

これからも家計管理は続けますし、何にでもお金を使うつもりもありません。

むしろ、限られたお金を「自分たちにとって本当に価値があるもの」に使えることが大切だと思っています。

必要のないものには使わない。

その代わり、家族にとって大切な経験や、自分が本当にやりたいことには、きちんとお金を使う。

そんなお金との付き合い方をしたいです。

家族との時間を大切にできる人生

そして、お金以上に大切にしたいのが、家族との時間です。

子どもたちと朝を過ごす。

学校から帰ってきた子どもたちを迎える。

習い事の送迎をする。

一緒に勉強する。

長期休暇に旅行へ行く。

「一緒にやりたい」と言われたことを、一緒に楽しむ。

こうした時間は、後からお金を払って買い戻すことができません。

子どもたちは、こちらが思っている以上の速さで成長していきます。

今はまだ「一緒に遊ぼう」「一緒にやろう」と言ってくれます。

でも、いつかは友達との時間や、自分自身の世界のほうが大切になっていくでしょう。

だからこそ、子どもたちが小さい今の時間を大切にしたい。

FIによって得たいのは、単純に「仕事をしなくてもいい時間」ではありません。

家族にとって大切な時間を、仕事だけを理由に諦めなくてもいい生活です。

自分の人生にも夢中になれる生活

そして、家族との時間を大切にするのと同じくらい、私自身の人生も大切にしたいと思っています。

母親になったから。

妻だから。

会社員だから。

「自分のことは後回し」と決めるのではなく、自分自身がやってみたいことにも時間を使いたい。

新しい習い事を始める。

楽器を練習する。

ブログを書く。

Webライティングに挑戦する。

事業所得を得ることを目指してみる。

あるいは、今はまだ思いついていない何かに夢中になる。

そんな未来も楽しみにしています。

FIを達成したからといって、何もしない毎日を送りたいわけではありません。

むしろ、これまで「時間がない」「お金がない」「仕事があるからできない」と諦めていたことに、少しずつ挑戦してみたい。

家族のためにも、自分自身のためにも、人生を楽しみたいと思っています。

そして、いつか振り返ったときに、

「お金のために、やりたいことを諦めなくてよかった」

「家族との時間を大切にできてよかった」

「自分のやりたいことにも挑戦できてよかった」

と思える人生にしたい。

そのために、今は資産形成をしています。

お金を増やすことが目的ではありません。

お金があることで、家族との時間を守れる。

子どもたちの可能性を応援できる。

自分自身のやりたいことにも挑戦できる。

そして、「本当にこれがやりたい」と思ったことを、お金だけを理由に諦めなくていい。

そんな人生を選べるようにするために、私たちはFIを目指しています。

お金で何かを諦める必要がないと分かったとき、これまで頑張ってきてよかったと思うのだと思います。


まとめ|FIは「人生の選択肢」を増やすためのもの

ここまで、わが家がFIを目指す理由と、その先に思い描いている暮らしについて書いてきました。

私たちは、「仕事を辞めること」を目標にしているわけではありません。

目指しているのは、**FI(Financial Independence=経済的自立)**です。

働かなくても生活できるだけの経済的な土台を作り、そのうえで、働くかどうか、どんな働き方をするかを自分たちで選べる状態を目指しています。

そのための一つの目標として、投資資産1億円+現金2,000~3,000万円を目指しています。

教育費についても、子どもたちが社会人になるまでに必要なお金をできるだけ準備し、老後の生活費や住宅修繕など、これから先に必要になる支出も含めて長期的に考えています。

FIを達成した後も、夫は働きたいと思えば会社員を続け、私は家族との時間を大切にしながら、パートや在宅ワークなど、自分に合った働き方を選びたい。

家族で旅行をしたり、子どもたちと一緒に学んだり。

そして、自分自身の好きなことや新しい挑戦にも時間を使いたいと思っています。

FIは、何もしない人生を作るためのものではありません。

自分や家族にとって大切なことに、時間を使える人生を作るためのものです。

お金のために働き方を決めるのではなく、家族の状況や自分の気持ちに合わせて働き方を選ぶ。

そんな未来を目指して、これからも資産形成を続けていきたいと思います。

「働かなければならない」から「働くことを選べる」へ。

それが、わが家が目指しているFIです。

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